Sony Tablet PのWi-Fiモデルと共にAndroid4.0.3(Ice Cream Sandwich)へのメジャーアップデートが発表されました。
BDレコーダー連携やPのWi-Fiモデルが主体となった記事が多いため、4.0についてはサラッと流して書いてある媒体が多いので、既存ユーザーの為に内容をピックアップしてみました。
Android4.0(Ice Cream Sandwich)による追加機能
4月下旬以降アップデート予定
- 時計などのアイコンデザイン変更
現行のデザインから少しポップになっています。
また、ロック画面からメールの着信詳細確認も可能なようです。
- ホーム画面でアプリを重ね合わせるとフォルダ作成可能
- ホーム画面長押しで壁紙変更。ウィジェットやショートカットはアプリ一覧から
- アプリ一覧は縦スクロールから横スクロールへ
- アプリ履歴がタスクマネージャーとなり、横フリックで履歴を削除するとメモリ解放
これは正直微妙なところ。
Android4.0の標準仕様では、履歴は削除できるものの、メモリが解放されていないことが確認されているため、本当にメモリ解放されるかどうかは実際にソフトが走ってみないとわからないでしょう。
- 電源+音量(-)キーでスクリーンショット撮影が可能
- システムのフォントサイズの変更
- データ通信量の確認機能
- カメラ機能でパノラマ撮影が可能
- Webブラウザでオフラインで読めるように保存する機能
- Webブラウザでスマートフォン用/パソコン用表示の切り替え機能
ブラウザについては、標準の物よりAndroid4.0端末から利用可能なChromeに期待がかかるところです。
- メールアプリの検索機能強化
従来のメールアプリはタイトルや差出人などのヘッダー情報のみが検索対象だったが、新たに本文も検索対象に。
続いてはソニタブ特有のアップデートについて
- スモールアプリ(マルチウィンドウ)機能
パソコン以外の端末ではなかなか実現しなかったマルチウィンドウ機能がAndroid上でようやく実現。
と言っても、サムスンがGALAXY Tab 10.1以降のHoneycomb端末で実装済みだったりします。
Mini Appsと呼ばれ、タスクマネージャー、カレンダー、世界時計、ペンメモ、電卓、音楽プレーヤーが起動可能です。
それに対してソニーのスモールアプリは現状で3つのみ。ブラウザ、リモコン、電卓とやや物足りませんが、ブラウザのながら見は利用シーンが多いので、個人的にはサムスンより上かなと思っています。
ソニーも対応アプリは拡充すべきという認識を持っており
『「スモールアプリ」に対応させるためのSDKの公開などを検討しており、対応アプリ拡充に向けたアプリコンテンストなども考えているという。』
とのことです。
なお、このスモールアプリは大きさ、位置は自由に変更可能なようです。
スモールアプリはそもそもPの二画面利用のために開発されたのではないか?と個人的に思っていて
案の定、この様な使い方ができるようです。
こちらはリモコン。サムスン、ソニーがマルチウィンドウ機能を実装したことによって、将来的にはAndroidの標準機能になるんじゃないか?と思っています。(メーカーは差別化に苦心することになりますが)
スマートフォンはともかく、タブレット端末はその広大なディスプレイ面積を有効活用するのにマルチウィンドウ機能の親和性が高いですからね。
先日Retinaディスプレイの新しいiPadが発表されましたが、あの解像度でシングル表示のみというのはいささかもったいないと思いますが、アップルの信条であるSimple is Bestからすると、iOSにマルチウィンドウは対応しないと思います。(OS XとiOSが融合すれば話は別でしょうが)
何にせよ、Sony Tabletの一つのアドバンテージとして良い機能を実装してくれました。
- SDカードの直接参照が可能に
これは意味不明な仕様だったのでようやく改善したか!と行ったところ。
現状SDカードのデータを直接OSで参照することができず、データを再生するには内蔵メモリへ転送が必要になります。
これでSDカードと内蔵メモリがシームレスに利用可能になるわけです。
- DLNAアプリがアップデート、BDレコーダー連携
BDレコーダー連携は各メディアが詳細に伝えているためさておき、ようやくDLNAアプリがDTCP-IPに対応するようです。
『また、タブレットのOSをAndroid 4.0.3にアップデートすると、プリインストールされているアプリ「DLNA」を使って、BDレコーダから配信された放送中番組/録画番組を視聴することができるようになる。ただし、録画番組の並び替え/削除や、BDレコーダの電源ONなどはできない事から、ソニーではRECOPLAの使用を推奨している。』
直接的には書いていませんが、著作権保護コンテンツのDLNA配信にはDTCP-IPに対応していないと再生不可能になるため、対応するものと思われます。
PS3との連携がどの程度できるかも気になるところです。
- 画像のレタッチ機能、スライドショーのエフェクト追加
ギャラリーアプリがアップデートされ、レタッチ機能が新たに実装。
トリミング、赤目処理、色調補正、傾き調整など明らかに某社を意識した補正機能の充実ぶり。
スライドショーテンプレートはスタンダード、ズーム、フォトグラフ、スピンで、写真の再生順や切替時間の指定が出来るそうです。
まだまだ分からない点が多いですが、ひとまずICSにアップデートするだけでは終わらせないソニーの取り組みが垣間見えたと思います。
タッチパネルのレスポンスを向上させるためにカーネルまで手を入れたことにより、メジャーアップデートは厳しいのではないか?という予想もありましたが、ASUS以外でかなり早い段階での更新となりました。
個人的にはVita OSにかなり期待しているのですが、その一方でAndroid端末にも注視しているので、今後もこの様な地道な改良に期待しています。
とはいえ、次期モデルの更新内容が余りにお粗末(Tegra3、解像度変更なし)なため、少々不安だったりしますが…
内容、画像引用元
http://www.phileweb.com/news/d-av/201203/22/30538.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120323/387701/
http://app.famitsu.com/20120323_44978/
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120322_520216.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120322_520106.html
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1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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