2011年5月23日月曜日

日本メーカーのスマートフォンに対する考えと私見

自分が勝手にフォローしているkarafune氏の見解が自分の私見とあまりにも食い違うので、反論記事を書いてみました。
これもまた一個人の私見ですので感想はご自由に

該当記事
日本よ、スマートフォンをなめていないか?http://shosekon.jugem.jp/?eid=120
筆者Twitter http://twitter.com/#!/karafune

上記記事に対しての他ユーザーの記事
http://kimobiler.blog133.fc2.com/blog-entry-103.html
筆者Twitter http://twitter.com/#!/kimobiler

かねてから自分をフォローしていただいている方には分かるかと思いますが、かなりの国内メーカー贔屓であり、否定はしません。一方で海外メーカーに対しても特段差別意識をいだいている訳でもありませんが、サムスンのGALAXY端末に関してはiPhoneの丸パクリと言っても差し支えない類似UI、ハードウェアの造りがどうしても納得行きません。そのGALAXYがまさか日本でブランドを確立するとは思いもしませんでしたし、逆にその功績に値する完成度の高さは認めています。


彼はかねてから「自分は国内メーカー好きなんだ。だからこそ海外メーカーに負けないで欲しいから厳しいことを書く」といった趣旨のツイートをしています。
しかしながらその記事内容は単純にauのスマートフォン戦略に海外メーカー端末の投入が少ないという意識が強すぎるんです。docomoについても語れば良かったのか?というお粗末な反論もされてますけど、メーカーに対する要求とキャリアに対する考えを一緒くたにされている理由がよくわかりません。INFOBARに関してはその要求に対する受け皿が存在しますが、あれもあくまで端末スペックに限れば「SHARP夏期スマートフォンラインナップ」の副産物でしかありません。

また、「自分は国内メーカー好きなんだ。だからこそ海外メーカーに負けないで欲しいから厳しいことを書く」に基づく「ガラスマ論」を構築しているおつもりなようですが、その国内メーカーに対する考えが頓珍漢なんですよ。国内メーカーは今後の海外展開を見据える前に、海外勢、とりわけiPhone対策を求められているわけで、そこへの差別化としてフィーチャーフォン要素を取り入れたスマホを開発する必要があった。それが昨秋からの流れであり、今夏において一通りのメーカーの端末が出揃ったわけで。まだまだこれからキャリアを積んでいくのが国内メーカーです。海外メーカーと真っ向勝負をするにしても、消費者が国内メーカーだからという安心という上に胡座をかくのではなく、踏み台にして世界へ再出発してもらう時期であり、対等の立場での評価はまだまだこれからなんですよ。触った者には分かりますけど、SHARPなんかはメガネケースことIS01に始まり、03、05、そして11SH(SH-12C)と着実にAndroidに対するフィードバックを蓄積しています。もちろん海外メーカーのこなれた完成度の高さには及ばない面があります。それでも進歩はしているんです。そしてOS対応スピード、ハードウェア仕様面でも徐々に対応速度は上がっています。RAMが足りない?SoCがデュアルコアじゃない?ええ、まだ及びませんよ。それでも国内に強大な敵が入ってきた以上、対応するしか無いんですよ、彼らは。そしてSHARPに限らず他メーカーも必死に合わせてきた。Android自体もまだまだクセのある成長途上にある幼き子です。そして日本メーカーも赤ちゃんなんです。結論を急ぐ必要は全くないと思います。
これはキモバ氏やコメント欄にも多数寄せられている意見ですけどね。

と、ややキレ気味に書いてしまいましたが、一方で国内メーカーもそろそろ消費者が黙っていないことも忘れないでいただきたいですね。GALAXYは丸々パクリでもパクリの上に消費者が受け入れるだけの品質を海外の競合他社との戦いの中で勝ち得ている訳です。
HTCなんかはスマホを出していたキャリアがキャリアだけにサムスンに遅れをとっていますが、EVOを出したau、そして今後docomoにも納入するようであれば、確実に上昇気流にのれるだけの実力はあります。単に「フィーチャーフォン機能を載せればいいだろ」という端末を作るようであれば(夏期にもいくつか見受けられます)確実に煮え湯を飲まされる事になりかねません。
今後はスマホラインナップの拡充によって明確に上位グレード、中、下位グレードといったカテゴリー分けをされた端末群を出すことになるかと思いますが、上位グレードでがっぷり4つに組んで海外勢に対抗できるような端末を作っていただきたい。そして、「国内メーカー好き」なkarafune氏の賞賛を得られるような端末を見たいものです。

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