まずは本体の印象から。
本体は現行のPSPよりも重く、一回り大きい。これだけ聞くとデメリットしか感じないかもしれないが、一回り大きいため、重量感はそこまで感じない。また、大画面化による印象の違いもあると思う。
ディスプレイは5インチの有機EL。解像度は960*544で最新のスマートフォン(1280*720)には劣るものの、220ppiと筆者の所有端末Xperia acroの233ppiとあまり変わらない為、解像度不足を感じることはなかった。
むしろ自発光型の有機ELの圧倒的なコントラスト、黒の沈み込みのお陰で写し出される映像の美麗さに目を奪われた。
筆者は同じ有機ELでも韓国サムスン製有機ELはあまり評価していない。と言うのもペンタイルという技術により解像度詐欺をしていたり、どぎつい色設定が気に入らない為だ。
今回のVitaにはサムスン製の有機ELを採用しているという話もあるが、自分はとある方から聞いた話や、自分の目でVitaを見てソニーモバイルディスプレイ製有機ELだと考えている。
ただし、量産段階においては供給量の問題からサムスン製有機ELも使われる可能性はあると思う。
入力系統の話に移ろう。
タッチパネルは精度に特に問題はなかった。タッチ認識数は不明だが、「三國無双」プレイ時に複数のタッチを要求される場面があり、そこで試した限りでは四点は認識すると思われる。
今回の目玉の一つであるデュアルアナログスティックだが、こちらは本家据え置きPS並とまでは行かないが、まずまずの操作性であった。
少なくともPSPよりはPS3の操作感に近い。
また、一時期ネットを賑わせていた他ボタンとの干渉問題だが、確かに指が全く当たらないとは言い切れない。しかしながら、当たってもデュアルアナログスティックが動くような事はない固さなので、特に問題は生じないと思われる。
最後に背面タッチだが、こちらは正直ゲーム次第というところだろう。見えない部分での入力なので精度もよくわからなかったし(悪くはないと思うが)、何よりも対応ゲームがまだ背面タッチ入力に対する答えを導き出せていないのが現状だと思う。
イヤホンでの音は割とクリア。もちろん音楽ファイルを聴くなどしての比較ではないが、音楽プレイヤーとしても使えるのではないだろうか?
音量、電源キーは金属加工で高級感のある造りとなっていた。
ボタンがディスプレイコーティングと同じ高さでフラットになっているので押し込まないといけない。デザインを優先したのだろうが、ここは改善してもらいたい。
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