残念ながら兄弟機のSO-03Dには未だにAndroid4.0が配信されていませんが、そのOS新バージョンから対応した新機能の「バックアップと復元」について紹介します。
「バックアップと復元」はICSアップデートによって追加されるアプリケーションで、その名の通り、スマートフォン内のデータをバックアップすることが可能なアプリです。
この手のアプリは、サードパーティー製のものだと操作が煩雑であったり、外国製アプリの場合日本語化が中途半端で操作方法が不明瞭な事も多いと思います。
その点、このアプリはメーカー純正であるため、安心感があります。(ソニーを信用していない人は除く)
自分はバックアップアプリ自体をあまり信用していない節があり、設定が初期化されてしまうなどであれば、再インストールで良いと思っていたりします。
しかし、今回twiccaにまつわる騒動で、このアプリが思いの外しっかりしたものだと認識したので、紹介してみようと思い立ちました。
では手順の説明を。
まずは上の画像にあるアプリ一覧から「バックアップと復元」を起動。
今回はフルバックアップではなく、あくまでtwiccaに限定したバックアップのため、外部ストレージ保存ではなく、内蔵ストレージに保存します。
そして「データを選択」をタッチ。
初めにシステムアプリケーションのバックアップ項目がズラッと並んでいます。
ご覧のように、主要な設定は概ねバックアップできるようになっており、iPhoneを意識した環境移行の容易さを念頭に作ったところが見て取れます。
今回はそこをスルーし、下の方にある「サードパーティー製アプリケーション」のtwiccaを選択
すると「データを選択」がtwiccaに変わっていることが分かります。
そして「バックアップ」ボタンを押すとバックアップ開始。
twiccaだけのバックアップのため、1秒も経たずにバックアップが終了。
twicca騒動とは、TwitterクライアントでAndroid No.1の人気を誇るtwiccaのアップデートに事を発したものです。
Twitter社が発表したDeveloper Display Requirementsと呼ばれるTwitterの表示厳格化基準によるtwiccaの仕様変更が行われました。
前者がアップデート前、後者がアップデート後ですが、無意味な鳥アイコンが追加され
一つ明らかにしておきたいことは、twiccaの制作者である青山さんの意思で変更したものではなく、Twitter社の規定による仕様変更であり、青山さんの非は全くありません。
この記事を読んだ方に誤解していただきたくないことと共に
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.r246.twicca&hl=ja
Playストアのユーザーレビューにあるような勘違いや、投稿は是非避けていただきたいと思います。
このアップデートの評判を見た自分は半信半疑でこのバックアップアプリにすがりました。
バックアップしたのち、触れてみるとtwiccaのあの惨状…
急いで「バックアップと復元」アプリを起動し、今度は復元ボタンをポチッとな。(一応上記の注意書きが出ます。)
そしてtwiccaを開くと…？
実はこのアプリ、同一アプリがインストール済みの場合、もしくは新しいバージョンがインストール済みの場合は上書きすることが出来ません。
twiccaはデフォルトだと背景色が黒に設定されていますが、アンインストールされたにも関わらず復元によって元々の設定にロールバックされていることが確認できます。
冒頭でも書きましたが、バックアップアプリでも設定が初期化されてしまうものもあり、再インストールで良いという意識を強く持っていました。
それでも実際にアプリを試したところ、このようにしっかり完全にバックアップが行われました。
このアプリによって元々のアプリ群をそのまま初期化した端末に移動したり、恐らく今後のXperiaへの移動も容易になると思われます。
PC接続時の自動バックアップは、Sony PC Companionというパソコンにインストールするアプリで出来るものの、Android端末はパソコンに接続しない人も多いでしょうし、microSDへの自動バックアップ機能なども実装してもらいたいものです。以上、Xperiaのバックアップ機能解説でした。
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