2011年12月20日火曜日

EMOBILE 2011 フラグシップモデル GS02 使用レポート2

前回は基本的なスマートフォンの機能についてレポートしたが、今回はテザリング、カメラ機能について触れてみる。
テザリングはイーモバイル端末の一つの武器であり、どのスマートフォンでも専用ウィジェットの提供、一部にはハードキーでオンオフ可能な端末もある。
GS02でも漏れなくウィジェットが提供されているが、残念なことにウィジェットが4×1のワンサイズしか無いことだ。

もちろん設定項目ジャンプが用意されているなどの利点もあるが、初回設定以外頻繁に設定画面へアクセスする訳でもないので、1×1などの小さいサイズも提供して欲しかった。

しかしながらテザリング性能は申し分ない。
1880mAhの大容量バッテリーを搭載していることもあって、バッテリー持ちは十分。
使い方によってのバッテリー消費を挙げてみる。

・テザリングオンで待ち受け、1日殆ど使わない場合は20%程度のバッテリー消費
・テザリングオンで端末使用、テザリング自体はあまり利用しない場合は4時間時間程度で10%未満
・テザリングオンでテザリングのみ利用、利用頻度はまちまちは6時間
・テザリングオンでテザリングのみ利用、連続使用で5時間程度

下二つはたまたまの違いかもしれないが、外出時にこれだけ利用できれば十分であろう。
スマートフォンでテザリング出来る意義を考えた場合、一台に全てを集約したいという需要を狙っているのだろう。
その場合4時間のバッテリー持続時間というのは少々物足りないかもしれないが、PC利用者も多いと思われるので、USB給電でバッテリーを補えば実用性は十分だと思われる。

一つ気になったのが「省電力モード」だ。

これは文字通りAndroidの設定を一括して切ることで電力の消費を押さえてくれるモードのことだが、先ほどのバッテリー持ちを気にして電池残量30%を切ったときに促されるこのモードをオンにしてしまうと、ネット接続が不可能になってしまう。

正確にはこの機能をオンにしてもすぐにネット接続が出来なくなる訳ではないが、テザリングしていて、通信に少し間が空くと接続が切れてしまうのだ。
バックライトをオンにするとまた接続を確立してくれるのだが、これではテザリング端末としての役割を果たしているとは言い難いので、省電力モードの設定を変更可能にするか、常時接続項目だけ除外してほしい。

最後にカメラ機能について触れる。
カメラUIはAndroid標準の物に手を加えた形。
シンプルではあるが、少々使いづらい。
撮影機能としてHDR、ハイダイナミックレンジ合成に対応しており、高画質化が期待できる。
HDR撮影をしたので作例をご覧頂きたい。
なお、比較材料としてXperia acroも同条件で撮影した。

GS02(スーパーファイン、非HDR)
GS02(スーパーファイン、HDR)

Xperia acro
GS02同士での比較ではHDR撮影の方が明るく綺麗に出ている。
これはHDRが露出を変えて撮影し、合成しているわけだから当然といえば当然だが、夕刻の涼んだ空気感をうまく撮れているように思う。
acroとの比較では、空の色合いが青みが強く、冬らしさがうまく出ているのではないだろうか?

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