2012年9月17日月曜日

Optimus Vu L-06D 体験レビュー1 ハードウェア雑感

今回はAppcoming様から新たにお借りしたOptimus Vu L-06Dのレビューです。
第一回目はハードウェアの特徴について。




Optimus Vuは2012年夏モデルとして、ドコモから投入された大画面スマートフォンです。
5インチの4:3液晶を搭載し、同じく韓国のサムスン GALAXY Noteの対抗製品として生まれました。
その特徴として一枚目にあるように、昔のPDAのようなペンが付属するわけですが、GALAXY Noteの後発だけあって、そのペンにはラバー(ウレタン?)がペン先に施されています。 GALAXY Noteはペン先がプラスチックであり、ディスプレイと接触させて利用するときにペンが滑ってしまうため、自分にはあまり良い印象がありませんでした。
もちろんするする滑った方が好みという方もいらっしゃると思いますが、手書き文字入力を行う際に片手でスマートフォンを持ち、片手でペン操作を行うとペンの力のかけ方によってはペン先が滑って意図しない文字入力となってしまいます。
その点Optimus Vuは、ペン先のラバー素材がガラスと密着するため、適度に引っかかりが生まれ、紙に鉛筆で文字を書くときのように落ち着いた線を描くことが可能となっています。

実際、サムスンは先日行われたIFA 3012で発表された後継機「GALAXY Note 2」において、ペン先の素材をプラスチックからラバー素材へと変更しており、その点ではLGの先見性があったように思えます。
  一つだけラバー素材の注意点が、意外とディスプレイに跡が残ると言うこと。画像では少し分かりにくいですが、「手垢が全くつかないからペンを使う」と考えていると少し違う印象を持たれるかもしれません。

  •  くせになるキャップ

 当端末は防水仕様となっており、イヤホンジャックはむき出しのままでも濡れてOKとなっていますが、microUSB端子はキャップの開閉による保護がなされています。
このキャップは珍しいスライド方式で、この動きが妙に癖になります。
耐久性が通常のパッキン状のものと比べ、果たして向上しているかは分かりかねますが、少なくとも千切れるといった恐れが無いため、この系統のキャップの採用例が増えてほしいものです。(機構として横幅を確保しなくてはならないので難しいと思いますが)
 左に電源キーがあるものの、右側にポツンとあるこのボタン。これはメモアプリをワンタッチで起動できるボタンで、ブラウザなどを表示していても、その場でさっとメモをとることが可能になります。
サムスンはこの機能を、Sペンを活用したジェスチャー機能で実装していますが、ボタンを押せばいい、という単純さでVuの方に軍配が上がるのではないでしょうか。

 ワンセグ、NOT TVアンテナは本体と同程度に伸びるいかつい仕様。ペンよりも長く、ここまでやるか?(笑)という印象。受信感度はNOT TVが受信不可能地域のため検証できず、ワンセグはIS12Sと同程度と認識しています。
 最後に大きさ比較。左からG9、iPhone 4S、Optimus Vu。
G9はともかく、iPhoneの二倍はあろうかという大きさ。
この大きさはスマートフォンとは考えず、メモ帳、スマートデバイス(通信機器)として割り切る必要があると思います。
しかし、割り切った上での使い勝手はスマートフォンよりも確実に良化しており、他にも良い点が生まれています。それは次回で。

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